コピーしたデータを変数に取得する

PowerAutomateDesktop

PowerAutomateDesktop(PAD)でコピーしたデータを変数に格納する方法を紹介します。
コピーしたデータは「クリップボードテキストを取得」アクションで変数に格納できます。

コピーしたデータの取得

  1. データをコピーする

    「キーの送信」アクションを使用し、取得したいデータをコピーします。
    コピーするにはデータを選択し、「Ctrl+C」を押します。


  2. 「クリップボードテキストを取得」アクションを追加する

    コピーしたデータは「クリップボード」に保存されています。
    コピーした後に「クリップボードテキストを取得」アクションを使用すると、コピーしたデータが変数に格納されます。

      

注意点・ポイント

エラー回避策

コピーしたデータが「クリップボード」に保存されるまで時間が掛かることがあります。
保存時間より「クリップボードテキストを取得」アクションの実行が早いと、想定通りのデータが取得できない、またはクリップボードにデータがなくエラーとなってしまいます。

以下のようなアクションを追加することでエラーを回避できます。

値「”」のアクション内での設定値は「%”%」
  1. クリップボードの内容をクリア

    まずはクリップボードに保存されている内容を削除することで、想定外のデータ取得を防ぎます。

  2. 変数の設定

    ループ処理などを使用する場合は必ず設定します。
    「ループ条件」の条件をクリップボードから取得する変数【「ClipboardText」が空白であること】としているので、条件に一致するよう「ClipboardText」を空白にしておきます。

  3. キーの送信

    「Ctrl+C」を設定し、コピーを行います。

  4. ループ条件 【ClipboardText空白等しい

    クリップボードから取得する変数「ClipboardText」が空白と等しい間ループを行います。空白でなくなった場合はループを抜けます。

    言い換えると、「ClipboardText」にデータが入る(コピーしたデータが取得できる)までループを繰り返すという意味です。

    データが変数に格納されるまでクリップボードからデータを取得し続けるので、クリップボードへの保存に時間が掛かった場合も対応することができます。
    ※コピーが上手く出来てなかったら無限ループになります。

  5. クリップボードテキストを取得

    ループの間に「クリップボードテキストを取得」を設定することで、取得できるまでアクションを実行します。

おわり

コピーしたデータをPAD上で使用したい場面がでてきたら試してみてください。

エラー回避策はできれば毎回入れとくのが吉かなと思います。
上手くいってても、たまにエラーになって停止するか想定外の動きをしてしまいます。

ちょっと面倒くさいですが、安全にフローを実行できるのがいいですね。

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