PowerAutomateDesktopでフローを共有する方法

PowerAutomateDesktop

PowerAutomateDesktop(PAD)無償版でのフロー共有方法を紹介します。
有償版だとフロー共有の機能がありますが、無償版には機能がありません。
少し手間がかかりますが、できなくはないのでぜひ参考にしてください。

フローの共有方法

  1. アクションをコピーする

    「Ctrl+A」でアクションをすべて選択しコピーを行います。

  2. メモ帳に貼り付けテキストファイルとして保存する

    メモ帳を起動し、コピーしたデータを貼り付けます。
    貼り付けた後は任意の名前でファイルを保存してください。


  3. テキストファイルを共有したい相手に渡す

    ファイルが作成出来たら、共有したい相手に渡しましょう。
    共有された相手はファイルのデータをコピーし、フローデザイナーに貼り付けてください。


テキストファイルを経由しなければならないので少し面倒くさいですが、以上の方法で無償版でもフローを共有することができます。

Main以外のサブフローを共有する場合

「Main」以外にもサブフローが存在する場合は、コピーの方法を変えましょう。
アクションを全選択するのではなく、サブフローのタブを選択してコピーします。

タブを選択してコピーすることで、サブフロー名をコピーすることができます。
アクションを選択してコピーした内容とは違い「FUNCTION ~ GLOBAL」と「END FUNCTION」がコピーされています。

アクションを選択してコピーしたデータ
タブを選択してコピーしたデータ
FUNCTIONとGLOBALの間がサブフロー名

アクションのみのコピーだと、サブフローを新規で作成した後に名前を変更しアクションを貼り付ける必要があります。
サブフロー名をコピーしておけば、ただ貼り付けるだけで復元することが可能になります。

注意点・ポイント

データの貼り付け方法

コピーの方法によって、貼り付け先が異なります。
アクションをコピーしたデータは「ワークスペース」、
タブを選択してコピーしたデータは「タブ」を選択して貼り付けます。

コピーした場所と同じところに貼り付けなければならないということです。
全然貼り付かないな~と思ったら、貼り付ける場所が合っているか確認してみてください。

上がタブ、下がワークスペース

「Main」をコピーする場合

「Main」のタブを選択してコピーすると、新たに「Main_コピー」という名前が付けられてしまい「Main」としては復元できません。
「Main」はアクションを選択してコピーした方が復元が楽になるのでおすすめです。

入出力変数の共有

入出力変数はコピーされないので、復元もできません。
使用している場合は、共有時にどのような設定をしているか伝えるようにしてください。

おわり

無償版でも少し時間がかかりますが、フローの共有が可能です。
テキストとして保存するのが面倒くさい方はリモートデスクトップを活用したり、
「フローをコピーして貼り付ける」フローを作ったりするのもありです。

みなさんの作業が少しでも楽になりますように!

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